リセット〜君を救うために、何度でも〜
普通に「明日」が来て、また大切な人に会うことができる。そんなことは一度も考えたことがなかった。だって、それが当たり前だったから。考える間でもなかったから。
夕方、もうすっかり元気を取り戻していたから洗濯物を取り込んで畳み、片付けていく。いつの間にか雨は止んでいて、空には綺麗な夕焼けが見えていた。すると電話がかかってきた。母さんからだ。
「もしもし」
「類!!大変なのよ!!」
母さんの声は震えていて、動揺していることが伝わってくる。何故か鼻声になっている。
「母さん、何だよ?何でそんなに慌ててるんだよ」
「テレビ!!見て!!」
母さんがものすごい剣幕で言うものだから、驚いてリモコンを手に取る。そして、映し出されたニュース映像に俺は驚きからその場に崩れ落ちた。
テレビには、俺と日和がいつも使っている駅が映し出されていた。多くの警察が集まり、ニュースキャスターは女子高生が電車に轢かれて亡くなったことを報道していた。その女子高生の名前はーーー。
夕方、もうすっかり元気を取り戻していたから洗濯物を取り込んで畳み、片付けていく。いつの間にか雨は止んでいて、空には綺麗な夕焼けが見えていた。すると電話がかかってきた。母さんからだ。
「もしもし」
「類!!大変なのよ!!」
母さんの声は震えていて、動揺していることが伝わってくる。何故か鼻声になっている。
「母さん、何だよ?何でそんなに慌ててるんだよ」
「テレビ!!見て!!」
母さんがものすごい剣幕で言うものだから、驚いてリモコンを手に取る。そして、映し出されたニュース映像に俺は驚きからその場に崩れ落ちた。
テレビには、俺と日和がいつも使っている駅が映し出されていた。多くの警察が集まり、ニュースキャスターは女子高生が電車に轢かれて亡くなったことを報道していた。その女子高生の名前はーーー。