クールな幼なじみが本気になったら
芽依を先頭に、わたしたちはスタンプラリーのハイキングコースを進んだ。


「あ!あれがそうじゃないっ!?」


班員の1人が、遠くのほうにスタンプ台とその隣に立つ先生の姿を見つけた。


駆け寄ると、先生は手を振ってくれた。


「おー、きたきたっ。ここが1つ目か?」

「はい!」

「まぁここは簡単だが、最後の1つは難しいからがんばれよ」


先生に見送られながら、次のスタンプ台を目指す。


2つ目、3つ目と順調にスタンプをゲットしていく。

しかし、徐々にスタンプ台のある場所を指し示すクイズが難しくなってきた。


わたしには見せないようにと、3人だけで地図を見ている。


時間が迫る中、なんとか4つ目と5つ目のスタンプ台を見つけることができた。



「時間もあと少しだけど、大丈夫そう?」
< 100 / 220 >

この作品をシェア

pagetop