クールな幼なじみが本気になったら
りっくんとは、どうがんばったって同じ部屋になることはない。
「こうして同じ部屋で、しずくがそばで看病してくれるなら、俺は熱が出てよかったって思ってる」
「もうっ…、りっくんてば」
高熱だっていうのに、そんな冗談なんか言っちゃって。
「だけど、しずく。寝るときには女子部屋に戻れよ?」
「…えっ。でも、夜中にまた熱が上がったら大変――」
「俺だって子どもじゃないんだから、そんなことくらいで死ぬかよ」
「けどっ…」
こんな状態のりっくんを1人で残すのは不安だ。
そう思っていたら――。
「…だったら」
隣にいたりっくんが小さく呟く。
そして、急にりっくんに抱き寄せられたかと思ったら、そのまま布団の上に押し倒されてしまった。
「俺と一晩同じ部屋で過ごすってことは、どうなっても知らないよ」
「こうして同じ部屋で、しずくがそばで看病してくれるなら、俺は熱が出てよかったって思ってる」
「もうっ…、りっくんてば」
高熱だっていうのに、そんな冗談なんか言っちゃって。
「だけど、しずく。寝るときには女子部屋に戻れよ?」
「…えっ。でも、夜中にまた熱が上がったら大変――」
「俺だって子どもじゃないんだから、そんなことくらいで死ぬかよ」
「けどっ…」
こんな状態のりっくんを1人で残すのは不安だ。
そう思っていたら――。
「…だったら」
隣にいたりっくんが小さく呟く。
そして、急にりっくんに抱き寄せられたかと思ったら、そのまま布団の上に押し倒されてしまった。
「俺と一晩同じ部屋で過ごすってことは、どうなっても知らないよ」