クールな幼なじみが本気になったら
一瞬にして、林間学習のことが頭の中に蘇る。
思い出したら、また顔が熱くなってきた。
そんなわたしの反応を、りっくんは見逃さなかった。
「しずく、顔赤いぞ」
「…えっ!?そ…それは…」
恥ずかしさのあまり、手で顔を覆う。
そして、指の隙間からりっくんの様子を窺っていたら――。
りっくんだって、顔が少し赤かった。
「りっくんも…赤くなってるじゃん」
「…なっ」
珍しく動揺するりっくん。
やっぱり図星だ。
「…しょうがないだろ。しずくがあまりにもかわいかったんだからっ」
りっくんは顔を逸らすようにして手を握り直すと、わたしの手を引いて歩き出した。
わたしたちがやってきたのは、ショッピングモールに併設されている映画館。
ここで、去年放送されていた連続ドラマの続編の映画を見る予定となっている。
思い出したら、また顔が熱くなってきた。
そんなわたしの反応を、りっくんは見逃さなかった。
「しずく、顔赤いぞ」
「…えっ!?そ…それは…」
恥ずかしさのあまり、手で顔を覆う。
そして、指の隙間からりっくんの様子を窺っていたら――。
りっくんだって、顔が少し赤かった。
「りっくんも…赤くなってるじゃん」
「…なっ」
珍しく動揺するりっくん。
やっぱり図星だ。
「…しょうがないだろ。しずくがあまりにもかわいかったんだからっ」
りっくんは顔を逸らすようにして手を握り直すと、わたしの手を引いて歩き出した。
わたしたちがやってきたのは、ショッピングモールに併設されている映画館。
ここで、去年放送されていた連続ドラマの続編の映画を見る予定となっている。