クールな幼なじみが本気になったら
…ゴロゴロ
空が唸っている。
わたしは、布団の中にくるまって耳を塞ぐ。
だけど、それでも聞こえる雷の音。
わたしは、小さい頃から雷が大の苦手だった。
それは、今でも変わらない。
いつもなら気にしないフリをして寝ようとするのだけれど、今日はりっくんといっしょだから、意識してなかなか眠れない…!
そのせいか、雷の音がやたらと耳に入ってくる。
…こわいっ。
早く…止まないかな。
そう心の中で念じていた――そのとき。
「…しずく」
真っ暗な部屋の中。
落ち着いた声が、静かに響く。
ゆっくりと布団から顔を出すと、りっくんがわたしのベッドのすぐそばにいた。
「雷…、今もまだこわいんだな」
「う…うん。でも、大丈夫だから」
「なんも大丈夫じゃねぇよ。だって、しずく…震えてる」
空が唸っている。
わたしは、布団の中にくるまって耳を塞ぐ。
だけど、それでも聞こえる雷の音。
わたしは、小さい頃から雷が大の苦手だった。
それは、今でも変わらない。
いつもなら気にしないフリをして寝ようとするのだけれど、今日はりっくんといっしょだから、意識してなかなか眠れない…!
そのせいか、雷の音がやたらと耳に入ってくる。
…こわいっ。
早く…止まないかな。
そう心の中で念じていた――そのとき。
「…しずく」
真っ暗な部屋の中。
落ち着いた声が、静かに響く。
ゆっくりと布団から顔を出すと、りっくんがわたしのベッドのすぐそばにいた。
「雷…、今もまだこわいんだな」
「う…うん。でも、大丈夫だから」
「なんも大丈夫じゃねぇよ。だって、しずく…震えてる」