クールな幼なじみが本気になったら
その場に、1人残されるわたし。


朝、声をかけたときも無反応だった芽依。

あのときは、声が聞こえてなかったのかなと思っていたけど…。


そうじゃない。


さっきのでわかるように、わたしは芽依に無視されているんだ。

まるで、存在しないかのように。


…でも。

突然、どうして……。


昨日までは、いつも通りだったのに。



もしかしたら、わたしなんかよりも、他の友達といっしょにいたいときだってあるかもしれない。


そう思っていたけれど、1日たっても2日たっても、芽依はわたしのところへはこなかった。

わたしを拒絶しているような…。


りっくんは、なにも聞いてこない。

急かしたらいけないと思っているのだろう。


だから、わたしもなにも言わない。

余計な心配はさせたくないから。
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