クールな幼なじみが本気になったら
食欲をそそる、おいしそうなカレーの匂い。


「「いただきま〜す!!」」


仲よく3人で手を合わせる芽依たちから、人1人分空いた席でわたしは静かに手を合わせた。



昼食のカレーライスも食べ終わり、午後からはスタンプラリーだ。

これも、班に分けれて行う。


ハイキングコースの中に、6つのスタンプが隠されている。

それぞれのスタンプ台のところには、先生が待機してくれている。


ハイキングコースもなだらかな道で、いくつか二手に別れる箇所もあるけど、最終的には合流できるようになっているから、迷うこともない。


だから、勝手にコースを外れない限り、遭難する恐れはない。

…本来であれば。



各班に、それぞれ1枚ずつのハイキングコースの地図が渡される。

それを班のリーダーである芽依が受け取った。
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