ストーカー幼馴染は彼氏にはなりません!(多分)
第一章 大切なもの
幼馴染
プルルルルルルー…
「ん…?電話だ…」
今日は休日
アラームかけずに気持ちよく寝てたのに…
「はい、もしもし…」
寝ぼけながら電話をとる
『…あ、もしも…』
ブチッ
私は慌てて電話を切った
「油断した…。完全に目が覚めた…」
私は馴れた手つきで番号を着信拒否に設定した
「なんなのよ、こんな朝早くに。」
と言っても今はもう午前10時。
早くはないけども。
相手はわかってる。
私のストーカー…もとい、幼馴染の晴人(ハルト)だ
「毎回毎回休みの度にかかってくるんだけど…」
私の仕事はシフト制なので決まった休みはない。
つまり、私は出勤日を把握されているということだ。
「まぁ、仕事場に押しかけてこないだけまだいいか。」
とはいえ、休みの日に気持ちよく寝ていた私を起こした罪は深い。と思う。
少しイライラしつつものそのそと動きだした。
< 1 / 29 >