ストーカー幼馴染は彼氏にはなりません!(多分)
誕生日当日
私と晴人はアクセサリーショップにいた。
そして何故か晴人はさっきからペアリングばかり見ている。
1人でペアリングつけるの流行ってるのかな。
流行に疎い私にはよくわからなかったが、楽しそうに選んでる晴人を見てわたしも楽しかった。
『香奈ちゃん!これなんかどう?』
晴人が指さしたのはピンクゴールドとゴールドのペアリング。
『可愛い!晴人も似合うよ!』
『香奈ちゃん好き?』
ん?なにが?デザインのこと?
『好きだよ〜』
晴人の誕生日なんだから晴人が選んだらいいのに。
『じゃあこれ買ってくる!』
……?
『え?誕生日プレゼントなんだから私が…』
私が言い終わる前にレジに駆け込んだ晴人。
それなら他の物をプレゼントすればいいか。
アクセサリーショップを後にした私達は
色んなお店を見て回ることにした
服・雑貨・本・CDショップなどなど…
どこに行っても晴人が欲しがるものはなく
結局私の独断でピアスと財布を贈ることにした。
買い物を終えた私と晴人は予約したレストランに向かった。
『ふぅ、美味しかったぁ』
お腹を摩りながら大満足の私。
『あ、晴人!忘れてた!はいコレ!お誕生日おめでとう!』
私はさっき買ったプレゼントを渡した。
晴人は嬉しそうに笑って
『ありがとう!大事にする!』
と言ってくれた。
『香奈ちゃん、左手貸して』
…?
『左手?いいけど…。』
私は左手を晴人の手に乗せた。
『これ、本物までの予約ね』
そう言って晴太はさっき買ったピンクゴールドの指輪を薬指にはめた
『え、指輪!?今日、え?晴人の誕生日…だよね???』
混乱している私の手を握り
『そうだよ。だから将来の約束が欲しくて』
晴人はニコリと笑った
いつもの微笑みとは少し違い
大人っぽい、フェロモン漂わせた感じ
い、色気が…
『俺は香奈ちゃんが好きだよ。
昔からずっと今も変わらず。大好き』
そういうと握っていた手の指と指を絡めてきた
……動きがエロい…。。
段々と熱くなる私の顔。
『俺と付き合って?だめ?』
さっきまでフェロモン漂わせていたくせに
急に子犬みたいに可愛く聞いてきて…