意味がわかると怖い話
人狼ゲーム
ー人狼ゲームー
レベル6
♢
ある日、クラスで私を含め、“23人”でゲームをすることに決めた。
やることになったのは…人狼ゲーム。
遊ぶ場所は廃墟になった学校。
廃墟になった理由は大量殺人…らしい…
この学校のウワサとは…
“人狼ゲームで勝ち残った人の願いが一つ叶う”
役は結構多い。
占い師:2
→誰がなんの役となっているのか占うことができる
狐:3
→村人でも人狼でもないが、占われたり処刑されたりするとゲームオーバー。
ゴースト:1
→占い師の味方。だが、処刑人がゴーストを処刑した場合、人狼以外みんなゲームオーバー。
人狼:8
→毎晩村人を殺して食べる。
村人:8
→処刑する選択ができる。
ゲームマスター:1
→ゲームを進行させる。処刑人。
合計22人。
ちなみに、ゲームオーバーになるとゴースト以外誰も参加できなくなる。
_よーい。スタート!
私の役はゴーストだった。
これなら処刑されても負けることはない。
気をつけないといけないのは人狼に食べられてしまうこと。
いつもは人狼の役ばかりだったから少し嬉しいかも。
「俺はゴーストなんだ!処刑したらお前ら全員死ぬぞ!!」
え?ゴーストはわたしなのに。
☆
・
ふう、終わった…。
今回は何回も殺されそうになったけどなぜか狙われなかった。
つまり…私が生き残ったのだ。
_何か願おうか。
え…全然叶わないんだけど。
ーーーー解説ーーーー
ゴースト=幽霊
『私』は、“元”クラスメイト。
廃墟になったのは大量殺人が理由。
と言うことは…リアル人狼ゲームか何かしてしまったんじゃないでしょうか。
彼女は、霊になっても遊び続けています。
しかも、人間に混ざって。