弁護士は逃げる婚約者を離したくない
第7話*好きか嫌いかどうなのか
それから数日が経った。
「36度5分…よし、治った」
体温計に表示されていた自分の体温に、私は声をあげた。
熱も下がって、躰の調子もすっかりよくなった。
久しぶりの爽やかな目覚めである。
職場に休んじゃったことのお詫びとお礼を言って、
「そうだ、宇大に報告をしなきゃ」
そのことを思い出して、私はスマートフォンを手に取ると宇大にメッセージを送った。
『風邪が治りました
お世話をしてくれてありがとうございました』
まあ、こんなのでいいか。
他に送りたいことは特に思い浮かばないし、こんなのでいいか。
「さて、支度をしよう」
私はベッドから出ると、仕事に行くための準備を始めた。
「36度5分…よし、治った」
体温計に表示されていた自分の体温に、私は声をあげた。
熱も下がって、躰の調子もすっかりよくなった。
久しぶりの爽やかな目覚めである。
職場に休んじゃったことのお詫びとお礼を言って、
「そうだ、宇大に報告をしなきゃ」
そのことを思い出して、私はスマートフォンを手に取ると宇大にメッセージを送った。
『風邪が治りました
お世話をしてくれてありがとうございました』
まあ、こんなのでいいか。
他に送りたいことは特に思い浮かばないし、こんなのでいいか。
「さて、支度をしよう」
私はベッドから出ると、仕事に行くための準備を始めた。