先輩、好きでした

「.......羽瑠先輩?」

自分の予想が確かであることを確認するべく、少し緊張

した声で話しかける。

「ん?.......女バスの1年生?」

「あ、はい。猫田 夏夜(ねこた かや)です」

「猫田さんね、よろしく!」

「こちらこそ。」

軽い自己紹介を済ますと先輩はまたひたすらに練習を始

める。うまいなぁ。



体育館には2つの鞄が置いてある。

1つはきっと羽瑠先輩のもの。もう1つは.......?
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