「会いたい」でいっぱいになったなら
そろそろ昼休憩に入ろうかという時間になり、二人は商談室から出てきた。

そのまま健が私のデスクに来た。

「美琴、この後コウさんと昼ごはんに行くんだ。一緒行くか?」

廊下で待っているコウさんに目を向けると、にこやかに微笑んでおいでおいでと手招きして見せる。

「はい!喜んでっ!」
「居酒屋か?!」
 
と健に小突かれた。


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