一匹狼の君と私

どこかに連れていかれる私



そんな中でも龍斗くんになら騙されてもいい、龍斗くんになら何をされてもいいと思う私がいる((



きっと、それは龍斗くんがそんなことをするわけがないって思っている自分がいるから




「お前もっと自分も大切にしろ」



『え?』



「何が目的なのかは知らねぇけどどこのやからわかんねぇやつにホイホイついて行くな」



『なっ、な、なんでそんなこと言うの!?』



「は?」



『私だって…私だって好きでこんなことしてるわけじゃないんだから!!!』



「お、おい…落ち着け」



『はっ、ご、ごめん…気にしないで』




つい図星というか、痛いところをつかれたのでムキになってしまった



もう、嫌われてしまったかもしれない…




「お、俺も悪かった。話は家で聞く」



『え、え?い、家…?』



「?おう」



『だっ、だれの?』



「俺の家だけど?」



『え、えぇ、ぁ…』



「そんなに嫌がらなくていいだろ、」



『ご、ごめん、嫌な訳じゃなくて、その行きたかったし、いや、違う違う!!ごめん…その』



「ふっ。必死すぎ」



『え、、え?い、い、今、笑った…?』



「…知らね」



『わ、笑ったよね、?も、もう1回笑ってみてよ!』



「…」



『ね、ねぇ…』



「着いた」



『え?』



「俺の家」



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