【完結】一途な想いは彼を狼にする
急いで戻ると明美ちゃんが近くのお兄さん達にダル絡みをしていた。
「あ、明美ちゃん?大丈夫?」
「んぁ~?遥香~?」
お酒を飲みすぎたのか明美ちゃんは顔を真っ赤にして今にでもダウンしてしまいそうだった。
「あらら、明美ちゃん飲みすぎちゃった?」
「大丈夫大丈夫、まだ飲めるよ?」
「ダメだよ、ほら一緒に帰ろう?涼介が迎えに来てくれるから」
「う~ん」
「ごめんなさい、私たちもう帰りますね?今日はありがとうございました。」
「ばいば〜い」
今すぐにでも寝に入ってしまいそうな明美ちゃんを支えながら私たちはお店を後にした。
「もう、明美ちゃんしっかりしてよぉ!」