iDOLの恋人~好きになった人は超有名人でした~
「莉奈は勘違いしてるみたいだけど、僕は莉奈を女性として見てる。とても愛してるし、莉奈にキスしたいと思ってるし、莉奈を抱きたいと思ってる。」
え?
何って?
「テオ?待って。」
わたしは少しテオの胸を押すと、背の高いテオを見上げた。
「わたしたち親友だったんじゃないの?」
「親友だったし今もそうだよ。けど、それだけじゃ済まされなくなった。僕の中で。莉奈が女性になった。失いたくない。他の男と莉奈が付き合って結婚して子ども産んで家族になるのが耐えられない。」
何を言ってるの?テオ。
「莉奈を愛してる。サランヘヨ。」
テオはわたしの瞳をまっすぐ見つめて、とびっきりの低音ボイスでささやいた。
最初は半信半疑だったけれど、その真っ黒な瞳の奥にはやさしさと愛があふれていて、これはほんとのことなんだとそのとき理解した。テオを見ていたらそう思った。
そしたら突然涙があふれてきた。
「え?莉奈。ご、ごめん。こんなこと言って戸惑った?どうしよう。莉奈…。」
涙を見てテオが焦りだし、少し体を離したけど、そのあともう一度抱きしめて、そしてまた身体を離す。
相当戸惑っているらしい。
「嫌だったら忘れて。莉奈に嫌がられるくらいなら親友のままでいい。」
慌てふためいてそう言いながら、わたしの肩に手をおいたままどうしたらいいかわからなくなってる。
「ちがうよ。テオ。泣いてるのは、わたしも同じだから。」
「え?」
テオの揺れてた手がピタリととまった。
「ずっとテオが好き。愛してる。出会ったときからずっと。」
「出会ったとき?」
「うん。」
「って公園の葉っぱだらけの僕?」
「うん。」
葉っぱだらけといわれてくすりと笑った。
あの時のテオはまだ幼くて少年だったなと思って、あらためて今目の前にいるテオがすごく大人の男の人に見えた。
そしたら突然唇の上に感じたことのない柔らかい感触が伝わってきた。
え?
何って?
「テオ?待って。」
わたしは少しテオの胸を押すと、背の高いテオを見上げた。
「わたしたち親友だったんじゃないの?」
「親友だったし今もそうだよ。けど、それだけじゃ済まされなくなった。僕の中で。莉奈が女性になった。失いたくない。他の男と莉奈が付き合って結婚して子ども産んで家族になるのが耐えられない。」
何を言ってるの?テオ。
「莉奈を愛してる。サランヘヨ。」
テオはわたしの瞳をまっすぐ見つめて、とびっきりの低音ボイスでささやいた。
最初は半信半疑だったけれど、その真っ黒な瞳の奥にはやさしさと愛があふれていて、これはほんとのことなんだとそのとき理解した。テオを見ていたらそう思った。
そしたら突然涙があふれてきた。
「え?莉奈。ご、ごめん。こんなこと言って戸惑った?どうしよう。莉奈…。」
涙を見てテオが焦りだし、少し体を離したけど、そのあともう一度抱きしめて、そしてまた身体を離す。
相当戸惑っているらしい。
「嫌だったら忘れて。莉奈に嫌がられるくらいなら親友のままでいい。」
慌てふためいてそう言いながら、わたしの肩に手をおいたままどうしたらいいかわからなくなってる。
「ちがうよ。テオ。泣いてるのは、わたしも同じだから。」
「え?」
テオの揺れてた手がピタリととまった。
「ずっとテオが好き。愛してる。出会ったときからずっと。」
「出会ったとき?」
「うん。」
「って公園の葉っぱだらけの僕?」
「うん。」
葉っぱだらけといわれてくすりと笑った。
あの時のテオはまだ幼くて少年だったなと思って、あらためて今目の前にいるテオがすごく大人の男の人に見えた。
そしたら突然唇の上に感じたことのない柔らかい感触が伝わってきた。