iDOLの恋人~好きになった人は超有名人でした~
「莉奈!」
テオが驚いた表情。
そういえば今日、来るって言ってなかったんだっけ?
スニーカーは玄関に脱いであるはずだけど、わたしの靴はいっぱい置いてあるからテオは気づいていないんだ。
あ…これ完全に…私の方が邪魔者だよね…。
わたしは泣きそうで…けれど、なんとか耐えて、それでテオを見る事が出来なくって、そのまま…どうしたらいいかわからなくなって…。
びっくりしたように目を丸くしているテオの横をすり抜け、マンションを飛び出した。
「莉奈!」
叫び声が聞こえたけど、もう振られることが約束されたところになんかいたくない。
別れ話なんか聞きたくない。
それで一心不乱に走って、それで、ここは韓国だということに気づいた。
何ももってない。
お金もスマホも…。
ああ…
樹里のところしかわからないや…。
なんとか歩いて、樹里のマンションにたどり着いたわたしは、インターホンを押し、驚いた樹里に中に入れてもらう。
「莉奈。何やってんの?ここソウルってわかってとびだしてきたの?」
怖い顔で出迎えられた。
「韓国人から見たら日本人ってすぐわかるんだって。だからこんなとこでそんなカッコで歩いてたらめちゃくちゃ危ないってわかってんの?こんな夜更けに!」
自分のカッコ見てびっくりした。タンクトップにぺらぺらのロングスカート。
テオのマンションに入った時に上着を全部脱いだんだった…。
テオが驚いた表情。
そういえば今日、来るって言ってなかったんだっけ?
スニーカーは玄関に脱いであるはずだけど、わたしの靴はいっぱい置いてあるからテオは気づいていないんだ。
あ…これ完全に…私の方が邪魔者だよね…。
わたしは泣きそうで…けれど、なんとか耐えて、それでテオを見る事が出来なくって、そのまま…どうしたらいいかわからなくなって…。
びっくりしたように目を丸くしているテオの横をすり抜け、マンションを飛び出した。
「莉奈!」
叫び声が聞こえたけど、もう振られることが約束されたところになんかいたくない。
別れ話なんか聞きたくない。
それで一心不乱に走って、それで、ここは韓国だということに気づいた。
何ももってない。
お金もスマホも…。
ああ…
樹里のところしかわからないや…。
なんとか歩いて、樹里のマンションにたどり着いたわたしは、インターホンを押し、驚いた樹里に中に入れてもらう。
「莉奈。何やってんの?ここソウルってわかってとびだしてきたの?」
怖い顔で出迎えられた。
「韓国人から見たら日本人ってすぐわかるんだって。だからこんなとこでそんなカッコで歩いてたらめちゃくちゃ危ないってわかってんの?こんな夜更けに!」
自分のカッコ見てびっくりした。タンクトップにぺらぺらのロングスカート。
テオのマンションに入った時に上着を全部脱いだんだった…。