iDOLの恋人~好きになった人は超有名人でした~
そしたらその時、テオがキラリ輝くキラースマイルを出したのだ。
『内緒です。けれどひとつだけ教えてあげます。僕にはもったいないくらいの女性で、僕は彼女をとても…愛しています。』
おっと…そこで出す…。その笑顔を…。
何万人もの女性を悩殺するほどのスマイルを…。
女性記者の中にはそのスマイルにやられてしまった人がいたらしい。
記者たちは一瞬、シンと静まり返った。
と、その静寂をやぶるようにテオの事務所のスタッフの声が響いた。
『ではこれで終了とさせていただきます。これ以上質問は受け付けられませんので。』
そのあと、テオはさっそうと会場を去っていったのだった。
テオ…。
「公表しちゃったねぇ。」
「え?」
「昨日テオからお父さんあてに電話があったらしいよ。発表したいって。」
「え?マジで?」
テオとの関係はお父さんには当然バレており、半ば公認の形にはなっていた。
「お父さんは二つ返事でOKしたって。いつばれてもいいぞって。」
マジですか…。
「あ、俺仕事もどらなきゃ。あと、テオから伝言。明日マンション来るからって。それだけ。じゃな。」
最近仕事も少しはテキパキこなせるようになってきた亘がマンションを去ると、わたしは脱力し、その場に倒れこんだ。
なにこれ…。
聞いてない…。
日本語しゃべってたしあれじゃ、彼女日本人って公言してるようなもんじゃん。
それで明日日本にくるって、とってもヤバイ状況じゃ…。
どうしたらいいんだろう…。
『内緒です。けれどひとつだけ教えてあげます。僕にはもったいないくらいの女性で、僕は彼女をとても…愛しています。』
おっと…そこで出す…。その笑顔を…。
何万人もの女性を悩殺するほどのスマイルを…。
女性記者の中にはそのスマイルにやられてしまった人がいたらしい。
記者たちは一瞬、シンと静まり返った。
と、その静寂をやぶるようにテオの事務所のスタッフの声が響いた。
『ではこれで終了とさせていただきます。これ以上質問は受け付けられませんので。』
そのあと、テオはさっそうと会場を去っていったのだった。
テオ…。
「公表しちゃったねぇ。」
「え?」
「昨日テオからお父さんあてに電話があったらしいよ。発表したいって。」
「え?マジで?」
テオとの関係はお父さんには当然バレており、半ば公認の形にはなっていた。
「お父さんは二つ返事でOKしたって。いつばれてもいいぞって。」
マジですか…。
「あ、俺仕事もどらなきゃ。あと、テオから伝言。明日マンション来るからって。それだけ。じゃな。」
最近仕事も少しはテキパキこなせるようになってきた亘がマンションを去ると、わたしは脱力し、その場に倒れこんだ。
なにこれ…。
聞いてない…。
日本語しゃべってたしあれじゃ、彼女日本人って公言してるようなもんじゃん。
それで明日日本にくるって、とってもヤバイ状況じゃ…。
どうしたらいいんだろう…。