iDOLの恋人～好きになった人は超有名人でした～
エピローグ
「信じてくれた？」

「うん。信じる…」

次の日夜遅くにマンションにやってきたテオはミン・ユナとの噂の真相について話してくれた。

どうやらテオはミン・ユナに睡眠薬をもられ、眠らされて一緒にベッドに中にいる写真を撮られてしまったらしい。
それをチラつかせて脅しをかけてきて、付き合えと半ば強引に迫ってこられてどうしたらいいのかと悩んでたところ、一度だけマンションに呼んでよと言われ、それで諦めると言われたので仕方なく呼んだらそこに週刊誌も当然呼んでいて写真を撮らせる魂胆だったらしい。
あの空港で映ってた両親との写真はドラマの打ち上げの時のスポンサーへの挨拶写真らしい。
手を繋いでいたのはミン・ユナに繋ごうと言われたからだとか。

「それってテオがバカなんじゃ…」

「うん。メンバーにも言われた。けど、僕はどうにかしたくて…莉奈にも誤解されたら嫌だし…。」

まったくなんといったらいいのか…。

で、わたしとでくわし、その後、莉奈が自分の本当の彼女だと説明し、彼女はSEVEN EYESのスポンサーの…と説明したところ青くなって去って行ったらしい。

結局、お父さんを怒らせればどうなるか考えたのだろう。芸能界を生き抜いてきた女性だということだ。
ミン・ユナはもうテオとのベッド写真を流出させることはないだろう。

「莉奈がどっか行ったらどうしようかって…思ってた。ほんと…怖かった。」

テオがギュッてわたしを抱きしめた。

「誤解が解けてよかった。」

テオのにおいを目いっぱい吸い込んだら…なんだかとても嬉しくてわたしもテオをギュッて抱きしめた。
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