iDOLの恋人~好きになった人は超有名人でした~
「もう隠す必要無くなったからさ。僕たちはデートだってしていいんだよ。」

「マジで?」

「うん。事務所もOKって。なんかさ…僕が開いたあの会見、結構反響あったみたいでさ。」

「そうなの?」

全く知らなかった。昨日からネット系何も見てない…

「テオの恋人大歓迎!愛してるって堂々と言えるテオ最高。ますますいい男!大好き。ってさ…」

マジですか…
なら…

「じゃあ。あの公園行こう。わたしたちが初めて会ったところ。」

「あ、いいかもね。」

「リオ連れて…」

「じゃあ弁当つくってよ。おにぎりね。」

「OK。」

わたしたちが今愛し合って…
世間に認められて…
付き合えていること。

そんな幸運に感謝しながら…
一緒にゆっくり歩いてこうよ。テオ。

「サランヘヨ。」

テオの甘い声が耳元で響き、わたしはニッコリ笑った。

「サランヘヨ。テオ。」



〜Fin〜
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