極秘懐妊だったのに、一途なドクターの純愛から逃げられません
一緒に通学するようになってから、駿と桃花が一緒にいることが増えた。
と言うか、いつも駿の隣には桃花がいる。そんな感じだった。
当然私と駿が一緒にいる時間は無くなり、話す機会も減っていく。

「ねえ駿、今度一緒に映画を見に行こうよ」
久しぶりに私の方から連絡を入れ2人で出かけようと誘っても、
「その日は桃花の勉強を見てやる約束なんだ」
って返事が返ってくる。
そんなことが数回繰り返された。

桃花を見ていれば駿のことが好きなんだろうとわかっていたけれど、駿はきっと私だけを見ていてくれる。そう信じていた。
しかし・・・
< 49 / 199 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop