極秘懐妊だったのに、一途なドクターの純愛から逃げられません
「では下着を脱いで診察台に座ってください」

太郎さんの言う通り、婦人科で診察を受けるのも内診を受けるのも初めてな私は、恐る恐る診察用の椅子に座った。

「動きますね」
「はい」

座った状態のまま椅子が回転し、見えるのはカーテンのみ。
その後、椅子の角度が変わって私は仰向けの姿勢になった。

「力を抜いていてくださいね」

確かに、女性の先生でよかった。
初めてのせいかもしれないけれど、これってかなり恥ずかしい。

時間にして5分ほどだろうか、触られる感じや洗浄される感覚があった後、

「では、終わりますね」
無事内診は終わった。

「先生から結果のお話がありますから、着替えられたら診察室でお待ちください」
「はい」
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