4番目の彼女
プロローグ
「やってしまった……」
カーテンの隙間から見える満月と隣に眠る裸の男。
小説や漫画でなら腐るほど見たこのシーンをまさか私が体験することになるとは、昨日まで思いもよらなかった。
ひとつ前の恋からは一年以上たっているけど、充実した毎日を送っていた。性欲だって湧くこともなく、どうしてもシタい! なんてこともなかった。
だけど、こうなってみると『ソウイウコト』も時にはあってもいいのかもしれない。
嗅ぎ慣れない匂いのシーツの中で、私はそんなことを思った。
こうなってしまった記憶なら……ばっちりある。
カーテンの隙間から見える満月と隣に眠る裸の男。
小説や漫画でなら腐るほど見たこのシーンをまさか私が体験することになるとは、昨日まで思いもよらなかった。
ひとつ前の恋からは一年以上たっているけど、充実した毎日を送っていた。性欲だって湧くこともなく、どうしてもシタい! なんてこともなかった。
だけど、こうなってみると『ソウイウコト』も時にはあってもいいのかもしれない。
嗅ぎ慣れない匂いのシーツの中で、私はそんなことを思った。
こうなってしまった記憶なら……ばっちりある。
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