ライム〜あの日の先へ
ほどける糸 零次と一成
※※※
五嶋商事の本社ビル、第一会議室。
様々な事業を手掛けている五嶋商事でDX(デジタルトランスフォーメーション)は大きな課題だ。
今回新たに『DXに関する事業戦略推進のためのコンサルティングチーム』を始動させることになった。外部のコンサルティング会社の支援を要請することになり、初めての顔合わせを兼ねた会議が始まろうとしていた。
朝から降り続く雨。一日中曇天で、日没前のはずだが外は薄暗く、それだけで誰もが気が滅入る。
会議室では今回のプロジェクトにかかわる五嶋商事の社員達が今か今かと待っていた。
約束の時間は16時。
その時間ぴったりに、待ち人は来た。
「はじめましてネクストゼロコンサルティングの福島です」
コンサルティング会社のスタッフが数名、代表の福島の後に続いてやってきて会議が始まる。
会議は至ってスムーズに進み、予定通り終わろうとしていた。
代表同士が握手をして会議が終了し、ネクストゼロコンサルティングのスタッフが会議室から廊下に出た時だった。
五嶋商事の本社ビル、第一会議室。
様々な事業を手掛けている五嶋商事でDX(デジタルトランスフォーメーション)は大きな課題だ。
今回新たに『DXに関する事業戦略推進のためのコンサルティングチーム』を始動させることになった。外部のコンサルティング会社の支援を要請することになり、初めての顔合わせを兼ねた会議が始まろうとしていた。
朝から降り続く雨。一日中曇天で、日没前のはずだが外は薄暗く、それだけで誰もが気が滅入る。
会議室では今回のプロジェクトにかかわる五嶋商事の社員達が今か今かと待っていた。
約束の時間は16時。
その時間ぴったりに、待ち人は来た。
「はじめましてネクストゼロコンサルティングの福島です」
コンサルティング会社のスタッフが数名、代表の福島の後に続いてやってきて会議が始まる。
会議は至ってスムーズに進み、予定通り終わろうとしていた。
代表同士が握手をして会議が終了し、ネクストゼロコンサルティングのスタッフが会議室から廊下に出た時だった。