ライム〜あの日の先へ
「うわぁ」
目に飛び込んできたのは東京の景色が一望できる、壁一面に広がるガラス張りの窓だった。
その窓の前には重厚な机がある。社長席だ。
机の上にはおしゃれな水差し。水差しの中には氷と輪切りになったライムが浮いている。水差しの隣には、はちみつと思われる琥珀色の液体の入った瓶と緑色も鮮やかなライムの実が並んで置いてあった。
「ママ、みて、たかーい。すごーい!」
はしゃいで窓に駆け寄ろうとした凛は、その窓の前で外を眺めている背の高いスーツを着た人物に気づく。
騒いでまずいと思ったのか、凛はあわてて鈴子の元へともどろうとして机にぶつかった。
目に飛び込んできたのは東京の景色が一望できる、壁一面に広がるガラス張りの窓だった。
その窓の前には重厚な机がある。社長席だ。
机の上にはおしゃれな水差し。水差しの中には氷と輪切りになったライムが浮いている。水差しの隣には、はちみつと思われる琥珀色の液体の入った瓶と緑色も鮮やかなライムの実が並んで置いてあった。
「ママ、みて、たかーい。すごーい!」
はしゃいで窓に駆け寄ろうとした凛は、その窓の前で外を眺めている背の高いスーツを着た人物に気づく。
騒いでまずいと思ったのか、凛はあわてて鈴子の元へともどろうとして机にぶつかった。