社長っ、このタクシーは譲れませんっ!
これで、この間のドレス着ていくところができたわ、とか。
なによ。
新しいの見に行きましょうよ、とか二人で話し出し、ぶちっ、と通話は切られてしまった。
そして、すぐに式場のリストが送られてくる。
「……仕事早いですね、早百合さん」
「あの人、うちのグループでも俺より上の役職の人だからな」
将臣がスマホに入ってきたそのリストを見ながら言う。
「お前のスマホにも転送しとくぞ」
将臣はメッセージに添付して、そのリストを転送しようとした。
慌てて千景がスマホを開き、操作していると、将臣が言う。
「お前、なに、俺を削除しようとしてんだ……」
何故わかった、と思いながら、千景は訴えた。
なによ。
新しいの見に行きましょうよ、とか二人で話し出し、ぶちっ、と通話は切られてしまった。
そして、すぐに式場のリストが送られてくる。
「……仕事早いですね、早百合さん」
「あの人、うちのグループでも俺より上の役職の人だからな」
将臣がスマホに入ってきたそのリストを見ながら言う。
「お前のスマホにも転送しとくぞ」
将臣はメッセージに添付して、そのリストを転送しようとした。
慌てて千景がスマホを開き、操作していると、将臣が言う。
「お前、なに、俺を削除しようとしてんだ……」
何故わかった、と思いながら、千景は訴えた。