たとえ、この恋が罪だとしても
今日の里奈ちゃんもそう。
もちろん、撮影中は仕事第一。
邪念は心の奥底にしまっておくけど、終われば欲望タンクは一気に満タン。
メーターの針は一気に振りきれる。
「お疲れー、良かったよ。おかげでいい写真撮れた」
「ありがとうございました」
マネージャーの心配そうな視線を後目(しりめ)に、里奈ちゃんがさっき脱ぎ捨てたシャツを手渡しつつ小声でささやく。
「素敵な写真が撮れたお礼に、今夜一杯おごらせて」
そしてさりげなく名刺を渡す。もちろんLINEのID入りの、プライベート用。
里奈ちゃんは一瞬おれと目線を絡め、可愛らしく微笑むと、もう一度軽く会釈をして帰っていった。
今夜も楽しい夜になりそうだ。
ひとりでにやにやしていたら、向こうの部屋から紗加がやってきた。
もちろん、撮影中は仕事第一。
邪念は心の奥底にしまっておくけど、終われば欲望タンクは一気に満タン。
メーターの針は一気に振りきれる。
「お疲れー、良かったよ。おかげでいい写真撮れた」
「ありがとうございました」
マネージャーの心配そうな視線を後目(しりめ)に、里奈ちゃんがさっき脱ぎ捨てたシャツを手渡しつつ小声でささやく。
「素敵な写真が撮れたお礼に、今夜一杯おごらせて」
そしてさりげなく名刺を渡す。もちろんLINEのID入りの、プライベート用。
里奈ちゃんは一瞬おれと目線を絡め、可愛らしく微笑むと、もう一度軽く会釈をして帰っていった。
今夜も楽しい夜になりそうだ。
ひとりでにやにやしていたら、向こうの部屋から紗加がやってきた。