さあ、離婚しましょう 始めましょう
しかし、私は久しぶりのパークということもあり、目的を忘れて遊びまくってしまった。
「弥生、まだ乗るのか?」
「もちろん! ねえ、その前にあれも食べよ!」
ワゴン限定のパフェを見つけて、尋人の手を引く。
「わかったよ」
なんだかんだ言って私に付き合ってくれる尋人に完全に甘えて私は遊びつくした。
「弥生、満喫したな。本当に意外だよ」
夕食だけ合流して一緒のレストランで、キャラクターが乗ったオムライスを前に目を輝かせていた私に宗次郎君がかける。
意外。確かに普段の私からすれば、こんな風に楽しむ姿は想像つかないかも知れない。
少し恥ずかしくなって、尋人も呆れているかとチラリと横を見ればクスクスと彼は笑っていた。