ご近所の平和を守るため、夫のアレが欲しいんです!
くすぐったさが刺激になって、腰のあたりがぞくりとする。嫌が応にも目は覚めて、彼の腕をきゅっと握った。それに返事するように、彼の舌先が私の舌先を軽く叩く。お互いの舌が絡みあったり解けたりするうちに口内に唾液が溜まり、私はそれをこくりと飲み干した。
「紗江……」
唇を離し、私の顔を覗き込む慶一さん。その瞳に情欲が浮かんでいる。
「今日、いい?」
「でも、昨日もしたよ……?」
反射的にそう答えた直後、自分の放った言葉が拒否ワードなのに気が付いて、焦ってしまった。
「あ、あのね、嫌とかそうじゃなくて、昨日私、慶一さんに無理させちゃって、疲れたんじゃないかな、とか……」
言いながら、どんどん罪悪感に満ちてくる。昨日の私からのお誘い、純粋に自分がしたいからってだけでは無かった。今日、悪霊の修祓をしようと思って、やっぱり不安だから少しでも自分の能力を高めたくて、それで慶一さんを、……利用した。
「ごめん、なさい……」
自分のこと、秘密にしてごめんなさい。慶一さんのこと、利用してごめんなさい。
やっぱり疲れているのかな。なんだか心が弱って泣きたくなる。
「紗江?」
なにも知らない慶一さんが驚いて、目を見開く。そして慌てて私の目尻に唇を寄せて涙を吸い取ると、コツンとおでことおでこをくっ付けた。
「俺、今めちゃくちゃその気になっているんだけど。駄目?」
「慶一さん……」
「俺とセックスしよ?」
あやすように、そのくせあけすけな誘いの言葉にドキッとして、でも、その言葉だけであそこが疼いた。
「うん。私も、……したい」
そう言ってぎゅっと抱きついて、口付ける。自分から舌を入れたけれど、すぐに絡みとられて舐られた。それと同時に耳たぶをいじられて、そのまま爪で首筋をなぞられる。
「ふっ、んん……っう」
ぞくぞくする感覚に、体がびくつく。慶一さんは口付けを続けたまま、私のパジャマのボタンを外していった。そしてそのまま上着を脱がそうとするから、慌てて手首を掴んで止める。
「や……、慶一さん。ベッドに」
「やだ。ここでしたい」
耳もとで、囁かれる。
「なら、電気! 電気消して!」
「駄目。明るいとこで、紗江を見たい」
「紗江……」
唇を離し、私の顔を覗き込む慶一さん。その瞳に情欲が浮かんでいる。
「今日、いい?」
「でも、昨日もしたよ……?」
反射的にそう答えた直後、自分の放った言葉が拒否ワードなのに気が付いて、焦ってしまった。
「あ、あのね、嫌とかそうじゃなくて、昨日私、慶一さんに無理させちゃって、疲れたんじゃないかな、とか……」
言いながら、どんどん罪悪感に満ちてくる。昨日の私からのお誘い、純粋に自分がしたいからってだけでは無かった。今日、悪霊の修祓をしようと思って、やっぱり不安だから少しでも自分の能力を高めたくて、それで慶一さんを、……利用した。
「ごめん、なさい……」
自分のこと、秘密にしてごめんなさい。慶一さんのこと、利用してごめんなさい。
やっぱり疲れているのかな。なんだか心が弱って泣きたくなる。
「紗江?」
なにも知らない慶一さんが驚いて、目を見開く。そして慌てて私の目尻に唇を寄せて涙を吸い取ると、コツンとおでことおでこをくっ付けた。
「俺、今めちゃくちゃその気になっているんだけど。駄目?」
「慶一さん……」
「俺とセックスしよ?」
あやすように、そのくせあけすけな誘いの言葉にドキッとして、でも、その言葉だけであそこが疼いた。
「うん。私も、……したい」
そう言ってぎゅっと抱きついて、口付ける。自分から舌を入れたけれど、すぐに絡みとられて舐られた。それと同時に耳たぶをいじられて、そのまま爪で首筋をなぞられる。
「ふっ、んん……っう」
ぞくぞくする感覚に、体がびくつく。慶一さんは口付けを続けたまま、私のパジャマのボタンを外していった。そしてそのまま上着を脱がそうとするから、慌てて手首を掴んで止める。
「や……、慶一さん。ベッドに」
「やだ。ここでしたい」
耳もとで、囁かれる。
「なら、電気! 電気消して!」
「駄目。明るいとこで、紗江を見たい」