イケメン保健室・病弱少女の恋愛相談
日々食べる量を減らしていると言うことに何故が罪悪感があって、私はよく嘘をつくようになっていた。両親もようやく私が痩せたのに気がついてきているようで、日々食事を摂っているのか問い詰めた。私は食べていないことがばれないように、両親が帰る前に風呂をすませて自室に閉じこもることが多くなる。
その年は今までで一番寒い冬を迎えた。部屋で勉強をしているだけでも身体が凍えている。いままでより酷い冷え性になって、よく風邪をひいては寝込んでいる日々。熱が下がらないなんて親に言って病院に連れて行かれたら、この痩せた身体を指摘されるんじゃないかと言う恐怖があった。
自覚はある、もう身体に全く合わなくなってしまった下着、緩いスカートに制服のジャケットすら重くて仕方が無い。でも多分、いま学年で私が一番痩せていると言う自信はあった。
その自信がまだ私を動かして、風邪で熱があっても市販の解熱剤を飲んで休まず学校に行く。しかし、限度を超えるほど無理した身体はついに限界を迎える。
授業中、ガクガクと寒さに震えながら私は必死で気分の悪さを堪えていた。その日も朝から調子が悪くて咳も出ていたから風邪薬を飲んで栄養ドリンクも飲んでいた。けれどどれも全く効いてはいないようで、咳き込むたびに熱が上がっているのがわかる。やがて耳鳴りで先生の言葉が遠くに聞こえて、目の前が暗くなり歪んだと思ったらそのまま意識がなくなった。床に倒れた衝撃も痛かったはずなのに覚えてはいない。
救急搬送された病院では、ひどい肺炎を起こしていると診断されて命の危機まで告げられて、それから数ヶ月の長い入院生活を送ることになった。いままで生きて歩いていたのが不思議なくらいだと。全身骨ばかりの無駄な肉のない骨格標本のような身体の体重は、すでに30kgを切るくらいの頃だった。
その年は今までで一番寒い冬を迎えた。部屋で勉強をしているだけでも身体が凍えている。いままでより酷い冷え性になって、よく風邪をひいては寝込んでいる日々。熱が下がらないなんて親に言って病院に連れて行かれたら、この痩せた身体を指摘されるんじゃないかと言う恐怖があった。
自覚はある、もう身体に全く合わなくなってしまった下着、緩いスカートに制服のジャケットすら重くて仕方が無い。でも多分、いま学年で私が一番痩せていると言う自信はあった。
その自信がまだ私を動かして、風邪で熱があっても市販の解熱剤を飲んで休まず学校に行く。しかし、限度を超えるほど無理した身体はついに限界を迎える。
授業中、ガクガクと寒さに震えながら私は必死で気分の悪さを堪えていた。その日も朝から調子が悪くて咳も出ていたから風邪薬を飲んで栄養ドリンクも飲んでいた。けれどどれも全く効いてはいないようで、咳き込むたびに熱が上がっているのがわかる。やがて耳鳴りで先生の言葉が遠くに聞こえて、目の前が暗くなり歪んだと思ったらそのまま意識がなくなった。床に倒れた衝撃も痛かったはずなのに覚えてはいない。
救急搬送された病院では、ひどい肺炎を起こしていると診断されて命の危機まで告げられて、それから数ヶ月の長い入院生活を送ることになった。いままで生きて歩いていたのが不思議なくらいだと。全身骨ばかりの無駄な肉のない骨格標本のような身体の体重は、すでに30kgを切るくらいの頃だった。