排球の女王様~私に全てを捧げなさい!
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あれから一ヶ月が過ぎ、随分と形が出来てきた。流星は高飛びで培った跳躍力と、バネを生かしたスパイク練習をさせてみると、見る見るうちに上達していった。左利きの洋介も流星に負けまいと、随分と上達した。元々根性のある洋介は地味な基礎練習も嫌な顔をせずにこなす。こう言う選手は強くなる。それに左利きの彼は試合になったら強い。そして、この中で一番成長したのはセッターの祐樹だった。元々のセンスが良かったのだろう。祐樹はゲームの流れや、人の動きを見る洞察力に長けていた。何処にボールを上げれば良いのか、分かっているかのように、トスを上げていく。
セッターの強いチームは強くなる。
このチームは強くなるわよ。
ふふふっ……見ていなさいよ高崎英明高等学園。次に試合をするときは、うちが勝つわよ。