排球の女王様~私に全てを捧げなさい!


 *::*


 次の日。

「莉愛ちゃん、莉愛ちゃん。一緒に遊ぼうよ」

 莉愛の回りをうろちょろと、動き回っているのは島谷だった。本日顔を合わせてからずっとこの調子で……。


 ウザい。

 ウザい。

 ウザすぎる。

「島谷さん、そろそろ練習始めたらどうですか?」

 朝からこの台詞を何回言っただろうか?

 莉愛が溜め息を付いていると、島谷が嬉しそうに笑った。そんな島谷に嫌気がさす。

 何が楽しいのよ。

「はぁー。島谷さんは何がしたいんですか?」

「んー?莉愛ちゃんと一緒にいたい」

「…………」

 莉愛は島谷を無視して、マネージャーを仕事をこなした。


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