ここにいるよ
空をはねた赤い車。
その赤い車を運転していたのは、40過ぎの女性。
空が急に飛び出して来たのだと話しているらしい。
俺は知っている。
その頃の空は精神的に不安定だったんだ。
1年から同じクラスになった男を好きになった空。
恋をしていた空の顔は‥
今までに見た事がないほど輝いていた。
その男と話した話
その男とのメール
空は嬉しそうに俺に話す。
俺の複雑な気持ちも知らずに‥
「新もちょっとはオシャレしなよ!」
カッコよくもなければブサイクでもない。
俺は普通だ。
その男とは1年の時に同じクラスになったが‥
到底俺と仲良くなるタイプではない。
女好きで、いつも女の話ばかり。
髪型を気にしているのか、いつも鏡を見ているような男。
空が遊ばれて終わるのが目に見えていた。
「あんな女好き、どこがいーんだよ」
そう言う俺に、空はいつも怒っていた。
「裕紀君を悪く言わないでよ!バカ新!」
俺の方が‥
俺の方が絶対に空を大切にできるのに。
そう思ったが‥
いつも言えない。
その赤い車を運転していたのは、40過ぎの女性。
空が急に飛び出して来たのだと話しているらしい。
俺は知っている。
その頃の空は精神的に不安定だったんだ。
1年から同じクラスになった男を好きになった空。
恋をしていた空の顔は‥
今までに見た事がないほど輝いていた。
その男と話した話
その男とのメール
空は嬉しそうに俺に話す。
俺の複雑な気持ちも知らずに‥
「新もちょっとはオシャレしなよ!」
カッコよくもなければブサイクでもない。
俺は普通だ。
その男とは1年の時に同じクラスになったが‥
到底俺と仲良くなるタイプではない。
女好きで、いつも女の話ばかり。
髪型を気にしているのか、いつも鏡を見ているような男。
空が遊ばれて終わるのが目に見えていた。
「あんな女好き、どこがいーんだよ」
そう言う俺に、空はいつも怒っていた。
「裕紀君を悪く言わないでよ!バカ新!」
俺の方が‥
俺の方が絶対に空を大切にできるのに。
そう思ったが‥
いつも言えない。