青春の備忘録
5月──涼しげな恥ずかしがり屋さん
「今年の体育大会では、3年生全員でダンスをすることになりました。頑張っていきましょう!」
ある日の体育の授業で、体育教員は少し張り切ったような表情で話していた。
とある清涼飲料のCMで話題になった青春を表現したようなダンスである。
普段勉強しかしていない1組から3組の生徒は、どこかテンションについていけてないようなところがあったが、体育館の向こう側にいる普段スポーツをしている生徒は、元気よく体を動かしている。
「はあ〜、やっぱり運動部は元気だよねえ」
「ダンスより英語の小テストの勉強した方がいいよね」
友人は体操着のポケットに小さく折って入れていた、英単語が200個書かれたプリントを広げている。
「ほら、そこー。今は体育の時間だぞー。勉強が忙しいのは分かるが今は振付を覚えろ」
「はーい」
ある日の体育の授業で、体育教員は少し張り切ったような表情で話していた。
とある清涼飲料のCMで話題になった青春を表現したようなダンスである。
普段勉強しかしていない1組から3組の生徒は、どこかテンションについていけてないようなところがあったが、体育館の向こう側にいる普段スポーツをしている生徒は、元気よく体を動かしている。
「はあ〜、やっぱり運動部は元気だよねえ」
「ダンスより英語の小テストの勉強した方がいいよね」
友人は体操着のポケットに小さく折って入れていた、英単語が200個書かれたプリントを広げている。
「ほら、そこー。今は体育の時間だぞー。勉強が忙しいのは分かるが今は振付を覚えろ」
「はーい」