青春の備忘録
仕方なく振付を覚えていたが、何事を覚えるにも読んだり書いたりしている生徒たちは、体を動かしてもうまく覚えられないようだった。
「あー、もう覚えらんない。紙に書くわ」
「ちょっと、ペンも持ってきてたの!?」
友人はポケットからペンを出して、英単語が書かれたプリントの裏に棒人間を書いている。
腕を動かしながら、振付を棒人間で再現しているらしい。
「うちらには書いて覚える方が向いてる気がする」
「はあ、そうかなあ」
私は半信半疑だったが、紙に書き落としてみると意外にも頭にイメージが湧いた。
そして毎週何度か練習を続けて、梅雨入り直前に3年生全体でのダンスが披露されることになった。
「あー、もう覚えらんない。紙に書くわ」
「ちょっと、ペンも持ってきてたの!?」
友人はポケットからペンを出して、英単語が書かれたプリントの裏に棒人間を書いている。
腕を動かしながら、振付を棒人間で再現しているらしい。
「うちらには書いて覚える方が向いてる気がする」
「はあ、そうかなあ」
私は半信半疑だったが、紙に書き落としてみると意外にも頭にイメージが湧いた。
そして毎週何度か練習を続けて、梅雨入り直前に3年生全体でのダンスが披露されることになった。