青春の備忘録
11月──憎悪
それからというもの、「彼ら」とはパッタリと音沙汰がなくなった。
受験が差し迫っている中で、私はあの日の出来事を振り返り、自分を擁護しながら良太を憎んでいた。
私はストーカーなんかしていない、いくら好きでもそんなことはしないし、これは事実だ。
受験が近くて気が立っていたというのもあると思うし、反論するのも無理はないと思う。
ただし、大勢の前で1人の名誉を傷つけたあいつは……不本意だとしても許せない。
名誉毀損だ、侮辱だ。
私の面目を潰しておいて。
許せない。
いくら事情があったとはいえ、好きだったとはいえ、これは行き過ぎだ。
許せない。
その先1年近くこう思い続けることになる。
受験が差し迫っている中で、私はあの日の出来事を振り返り、自分を擁護しながら良太を憎んでいた。
私はストーカーなんかしていない、いくら好きでもそんなことはしないし、これは事実だ。
受験が近くて気が立っていたというのもあると思うし、反論するのも無理はないと思う。
ただし、大勢の前で1人の名誉を傷つけたあいつは……不本意だとしても許せない。
名誉毀損だ、侮辱だ。
私の面目を潰しておいて。
許せない。
いくら事情があったとはいえ、好きだったとはいえ、これは行き過ぎだ。
許せない。
その先1年近くこう思い続けることになる。