青春の備忘録
 もしまた、もし仮に、また彼に会うことができたら。
 これは完全に私の希望ですが。
 もし再会したら、私は真っ先に何を言うでしょうか。
 普通に「久しぶり」と言うか、「大好き」という気持ちが先行するか、「ごめんなさい」が初めに来るか、「元気だった?」と尋ねるか、それとも、言葉も出せないほどに泣き崩れるか。
 その時になってみないと私がどんな行動をとるかはわかりませんが、きっと、この全てを伝えることになるでしょう。
 ただ、私は再会したならば、「ごめんなさい」だけは必ず伝えるつもりです。
 やはり「決別」の節に書いた出来事は、私にも行き過ぎたところがあります。
 私は、それを第一に謝りたいのです。
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