青春の備忘録

3月──勉強生活は終わらない

　桜舞う３月。
　私ももう入学してから１年が経とうとしている。
　３月の学校生活はあっという間に終わるが、春休みに入っても勉強漬けの生活である。
　教室の中にはすでに受験勉強を始めている人もいた。
　私が目指している大学は自分の学力よりも少し低い偏差値の大学だったので、そこまで熱心に勉強はしていなかったが、家で勉強をするのが苦手な私は、今日も早朝から学校へ行き、課題をして、授業を受けて、そして放課後も教室に残って勉強をしてという生活だった。
　時々部活がある時は、そちらにも顔を出していた。
　私の胸の中には、いよいよ２年生、先輩になる年だという少しの期待と、クラス替えという新しい人々との出会いへの不安を抱えていた。
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