青春の備忘録
 上から中等部からの内部進学者、高校から入学の勉強がよくできる人たち、同じく高校から入学で勉強と部活を両方頑張る人たち、そして高校から入学で部活を頑張る人たち、といった並びだ。
 上の方から1組2組というようにクラス分けがされて、全校が集まるときは、生徒も教師も何も言わないが自然とそういう扱いになっていた。
 例え教室が隣でも、階層が違うとお互いに敬遠して関わりは薄くなる。
 私はこの「序列」で言えば2番目の「高校から入学の勉強がよくできる人たち」の部類である。
 それまで通っていた中学が県内でトップクラスの成績を出していた学校だったらしく、多くの生徒が県内の有名な公立高校に進学していった。
 私は行きたい大学が決まっていたので、他の生徒とは違って、その大学の附属高校のエリートクラスに進学した。
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