青春の備忘録
「田川、また寝てるのか〜、ちゃんと起きてろよ〜」
男性教員の声で目が覚めた。
「はい……」
今日も眠たくなって、机で寝てしまっていた。
大広間を見回っていたのであろう教員は、もう数歩先にいた。
あまり意識がないまま、ただ時間が過ぎていくのを待っていたが、その日の夜になって私は、ハッと目が覚めた。
今日は高校野球の夏季県大会だ。
野球部の試合があった日だった。
ご飯やお風呂を済ませて足早に自室へ戻り、本当は持ち込み禁止だったスマホを開く。
「やった!」
私は一人で、小さくガッツポーズをした。
野球部は準決勝戦で勝ち、決勝に進むことになった。
次の試合は……。
「はあ……」
ちょうど学習合宿の最終日だった。
男性教員の声で目が覚めた。
「はい……」
今日も眠たくなって、机で寝てしまっていた。
大広間を見回っていたのであろう教員は、もう数歩先にいた。
あまり意識がないまま、ただ時間が過ぎていくのを待っていたが、その日の夜になって私は、ハッと目が覚めた。
今日は高校野球の夏季県大会だ。
野球部の試合があった日だった。
ご飯やお風呂を済ませて足早に自室へ戻り、本当は持ち込み禁止だったスマホを開く。
「やった!」
私は一人で、小さくガッツポーズをした。
野球部は準決勝戦で勝ち、決勝に進むことになった。
次の試合は……。
「はあ……」
ちょうど学習合宿の最終日だった。