虜囚島
桜木結花
私は桜木結花。
まだまだ働き盛りの二十六歳だ。
この「遠見島(とおみじま)」で司書として働いている。
思い返してみると、ここに勤務して、もう一年が経とうとしてた。
正直に言ってしまうと、島の仕事は退屈で、毎日、同じ図書館に勤務する司書と話したり、本を借りにきた人と話したりして、一日の仕事が終わる。
人と話をすることが仕事になっていると言っても、過言ではないかもしれない。
そんな職務形態だから、仕事に行くのは楽しく、毎日充実している。
会話のネタを考えることが日課になり、司書の仕事が億劫なのだから、図書館で働く者としては失格なのかもしれない…。
まだまだ働き盛りの二十六歳だ。
この「遠見島(とおみじま)」で司書として働いている。
思い返してみると、ここに勤務して、もう一年が経とうとしてた。
正直に言ってしまうと、島の仕事は退屈で、毎日、同じ図書館に勤務する司書と話したり、本を借りにきた人と話したりして、一日の仕事が終わる。
人と話をすることが仕事になっていると言っても、過言ではないかもしれない。
そんな職務形態だから、仕事に行くのは楽しく、毎日充実している。
会話のネタを考えることが日課になり、司書の仕事が億劫なのだから、図書館で働く者としては失格なのかもしれない…。