最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる2。〜学園編〜
「とりあえず飯食いながら話しましょ!ねっ?」
「え、えぇ」
背中を押され奥に通された。
「……ねぇ」
「す、すみません!!」
「アネキ、今だけは見逃してください!」
一言でそこまで察されるとは。
私が怒った理由は、たまり場が以前と同じくゴミだめになっていたから。
前に来た日から2週間も経っていないのにここまで散らかるなんて。
「貴方たちは私が来ないとなにもできないのね」
「そりゃあまぁ、アネキがいてこそのたまり場ですから」
「今はアネキも闇姫として復帰したわけですし、もう少しここに来る頻度を上げてもいいんですよ?」
「そうですよ。幻夢アニキが来れない分もアネキがここを仕切るといいです」
「おい!」
「え?あ…」
「幻夢が来れない?」
その言い方だと幻夢はしばらくここに来ていない?
「どういうこと?幻夢に何があったの?」
「アネキ、もしかして聞いてないんですか?」
「なんのこと?」
「アネキって、幻夢アニキと同じ学校じゃ?」
「幻夢とはクラスが違うから」
朝と放課後の送り迎えは毎日欠かさないし、幻夢の様子も全然変わってないんだけど。
「数ヶ月前に言われたんです。しばらくここには来れないから、あとはアネキに頼れって」
「私に?」
「そうです。アネキが闇姫として復帰するなら自分はもういらないって」
「……」
幻夢がそんなことを言っていたなんて。
そもそも、いらないってなに?
みんなは幻夢を頼っているのに。ここの子は私のことも好きだけど、それ以上に幻夢にも懐いてる。それは幻夢もわかってるはず。
私の前じゃ、隠し事も嘘も苦手な幻夢が何も話さないなんて…。
気付けなかったのは私の落ち度だけど、少しくらい話してくれても……。それとも、私だと頼りない?
「え、えぇ」
背中を押され奥に通された。
「……ねぇ」
「す、すみません!!」
「アネキ、今だけは見逃してください!」
一言でそこまで察されるとは。
私が怒った理由は、たまり場が以前と同じくゴミだめになっていたから。
前に来た日から2週間も経っていないのにここまで散らかるなんて。
「貴方たちは私が来ないとなにもできないのね」
「そりゃあまぁ、アネキがいてこそのたまり場ですから」
「今はアネキも闇姫として復帰したわけですし、もう少しここに来る頻度を上げてもいいんですよ?」
「そうですよ。幻夢アニキが来れない分もアネキがここを仕切るといいです」
「おい!」
「え?あ…」
「幻夢が来れない?」
その言い方だと幻夢はしばらくここに来ていない?
「どういうこと?幻夢に何があったの?」
「アネキ、もしかして聞いてないんですか?」
「なんのこと?」
「アネキって、幻夢アニキと同じ学校じゃ?」
「幻夢とはクラスが違うから」
朝と放課後の送り迎えは毎日欠かさないし、幻夢の様子も全然変わってないんだけど。
「数ヶ月前に言われたんです。しばらくここには来れないから、あとはアネキに頼れって」
「私に?」
「そうです。アネキが闇姫として復帰するなら自分はもういらないって」
「……」
幻夢がそんなことを言っていたなんて。
そもそも、いらないってなに?
みんなは幻夢を頼っているのに。ここの子は私のことも好きだけど、それ以上に幻夢にも懐いてる。それは幻夢もわかってるはず。
私の前じゃ、隠し事も嘘も苦手な幻夢が何も話さないなんて…。
気付けなかったのは私の落ち度だけど、少しくらい話してくれても……。それとも、私だと頼りない?