最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる２。〜学園編〜

「僕は今よりも強くなりたいです。壱流さんや龍幻さんよりもずっと。そしたら姉貴のお荷物じゃなくなるから」

「うんうん、わかるよ。人は誰しもが大事な人を守るため強さを欲する。だけど、人間の強さには限界がある。そこで俺の出番ってわけだよね」


「姉貴を守れるためなら僕はなんでもします。だから僕をあなたの眷属に…吸血鬼にしてください」

「！？げん、っ」


「姉貴にひどいことしないでください！」

「これくらいじゃこの子は死なないっすよ」


首をしめられてるせいか、うまく呼吸ができない。


さっき幻夢がいったことが本当なら幻夢はこれから彼に…。そんなのいや。


私のために幻夢が吸血鬼に？