最強総長は闇姫の首筋に牙を立てる2。〜学園編〜
「お前が嫌だっていっても褒めてやる」
「どうして?」
「闇華が自分自身を嫌うなら、俺はお前が自分を好きになれるようにするだけだ」
「私、自分のこと嫌いなんて一言も…」
「いってんだろ。いつもお前は自分のせいで誰かが傷付いたとか、自分が弱いせいでって自分自身を責めてる」
気づかなかった。思い返してみると壱流の言う通りかもしれない。何かあればすぐに自分のせいだと思っていた。
今回の幻夢のことだってそう。
「闇華、そんなに自分を責めるな。お前は悪くない…っていうと否定されそうだから、お前だけが悪いわけじゃないって言っておく」
「でも幻夢のことは私がいなければ」
「お前と出会っていなければ今の幻夢はお前の知ってる幻夢とは別人だったに違いない。
幻夢たちはお前が救ったんじゃないのか?」
「私が、救った?」
「そうだ。幻夢や舎弟たちが笑顔でいられるのはお前がいるお陰なんだぞ。お前は少なからず、まわりの誰かを幸福にしている」
まわりの、誰か。結愛ちゃんを助けた時も狗遠に感謝された。それに壱流も…。
「俺は半端モノの吸血鬼としていつも居場所がなかった。だが闇華のお陰で俺はこうして一人前の吸血鬼で生きていられる。寂しいと感じたことはないって言ったら嘘になるが。だけどお前は俺とずっと一緒にいるんだろ」
「…うん、そうよ。私は何があっても壱流の側から離れない。壱流がいじめられていたら全力で守るわ」
「俺を誰だと思ってるんだ?最強総長だぞ」
元弱虫の壱流が強がってる。ううん、もしかしたら私の前だからカッコつけてるのかも。
私だって壱流にはカッコいいところだけ見せたいし。
「どうして?」
「闇華が自分自身を嫌うなら、俺はお前が自分を好きになれるようにするだけだ」
「私、自分のこと嫌いなんて一言も…」
「いってんだろ。いつもお前は自分のせいで誰かが傷付いたとか、自分が弱いせいでって自分自身を責めてる」
気づかなかった。思い返してみると壱流の言う通りかもしれない。何かあればすぐに自分のせいだと思っていた。
今回の幻夢のことだってそう。
「闇華、そんなに自分を責めるな。お前は悪くない…っていうと否定されそうだから、お前だけが悪いわけじゃないって言っておく」
「でも幻夢のことは私がいなければ」
「お前と出会っていなければ今の幻夢はお前の知ってる幻夢とは別人だったに違いない。
幻夢たちはお前が救ったんじゃないのか?」
「私が、救った?」
「そうだ。幻夢や舎弟たちが笑顔でいられるのはお前がいるお陰なんだぞ。お前は少なからず、まわりの誰かを幸福にしている」
まわりの、誰か。結愛ちゃんを助けた時も狗遠に感謝された。それに壱流も…。
「俺は半端モノの吸血鬼としていつも居場所がなかった。だが闇華のお陰で俺はこうして一人前の吸血鬼で生きていられる。寂しいと感じたことはないって言ったら嘘になるが。だけどお前は俺とずっと一緒にいるんだろ」
「…うん、そうよ。私は何があっても壱流の側から離れない。壱流がいじめられていたら全力で守るわ」
「俺を誰だと思ってるんだ?最強総長だぞ」
元弱虫の壱流が強がってる。ううん、もしかしたら私の前だからカッコつけてるのかも。
私だって壱流にはカッコいいところだけ見せたいし。