デス・チケット
遊園地
空はよく晴れていて遊園地の中は人々で賑わっていた。
「やった! 初めてこの遊園地に入れたよぉ」
入場ゲートから少し離れた場所で嬉しそうに飛び跳ねたのは海原コノミだった。
コノミが飛び跳ねる度にツインテールが大げさに揺れる。
オープン後一週間ほどしか経過していない上に、今は夏休み期間だ。
チケットを取るだけで一苦労だったに違いない。
チケットを取ることに成功した当人は自信満々に微笑んでいる。
「ネットで販売されているのを偶然見つけたんだよ」
自信満々にそう言ったのは辻上カズトモだった。
カズトモは指先で黒縁メガネを押し上げた。
「それって転売ってやつか? 高かったんじゃないか?」
心配そうにカズトモに声をかけたのは久山ミチオ。
今いる5人の中では一番大きな体をしていて、柔道を習っている。
中学2年生には思えないほど筋肉質だった。
「やすかったんだよな?」
横から声をかけたのは信川タイセイだ。
タイセイの声を聞くと私の心臓はドクンッと跳ねる。
「やった! 初めてこの遊園地に入れたよぉ」
入場ゲートから少し離れた場所で嬉しそうに飛び跳ねたのは海原コノミだった。
コノミが飛び跳ねる度にツインテールが大げさに揺れる。
オープン後一週間ほどしか経過していない上に、今は夏休み期間だ。
チケットを取るだけで一苦労だったに違いない。
チケットを取ることに成功した当人は自信満々に微笑んでいる。
「ネットで販売されているのを偶然見つけたんだよ」
自信満々にそう言ったのは辻上カズトモだった。
カズトモは指先で黒縁メガネを押し上げた。
「それって転売ってやつか? 高かったんじゃないか?」
心配そうにカズトモに声をかけたのは久山ミチオ。
今いる5人の中では一番大きな体をしていて、柔道を習っている。
中学2年生には思えないほど筋肉質だった。
「やすかったんだよな?」
横から声をかけたのは信川タイセイだ。
タイセイの声を聞くと私の心臓はドクンッと跳ねる。
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