デス・チケット
「やっぱり、あのチケットを取った時点でおかしかったのか」
タイセイがつぶやく。
男が振り向いてタイセイへ向けてバッドを振り上げた。
しかしタイセイが肩に怪我を負っているのを確認すると、ニヤリと笑ってその手をおろした。
タイセイは的ではないと認識されたようだ。
「当然だ。ここのチケットがそうやすやすと手に入るもんか。でもお前らだって楽しんだはずだ。ここに入るまでに散々遊んだんだろ」
男の言う通りだった。
私達はあのチケットのお陰で順番待ちをすることもなくアトラクションを満喫してきた。
けれど、その代償としてはあまりに大きすぎる。
「私達をここから出して!」
頭を抱えながらも必死に叫ぶ。
この男なら出口を知っているはずだ。
「出すわけないだろ! やっとここまでこぎつけたんだ。これだけの魂を集めるのにどれだけ苦労したか、お前たちにはわからないだろ!」
タイセイがつぶやく。
男が振り向いてタイセイへ向けてバッドを振り上げた。
しかしタイセイが肩に怪我を負っているのを確認すると、ニヤリと笑ってその手をおろした。
タイセイは的ではないと認識されたようだ。
「当然だ。ここのチケットがそうやすやすと手に入るもんか。でもお前らだって楽しんだはずだ。ここに入るまでに散々遊んだんだろ」
男の言う通りだった。
私達はあのチケットのお陰で順番待ちをすることもなくアトラクションを満喫してきた。
けれど、その代償としてはあまりに大きすぎる。
「私達をここから出して!」
頭を抱えながらも必死に叫ぶ。
この男なら出口を知っているはずだ。
「出すわけないだろ! やっとここまでこぎつけたんだ。これだけの魂を集めるのにどれだけ苦労したか、お前たちにはわからないだろ!」