デス・チケット
タイセイはカズトモが1人になってしまうことを気にしている。
「あぁ。俺はこのベンチで待ってる」
観覧車の近くにあるベンチに座ってホッとした表情を浮かべるカズトモ。
チケットを取ってくれたことも、私とコノミのために気を利かせてくれていることも、痕でちゃんとお礼を言わないといけない。
そう思いながら観覧車へ向かおうとした、その時だった。
「いや、最後にみんなでお化け屋敷へ入ろう」
突然ミチオがそんなことを言い出したのだ。
驚いて視線を向けると、ミチオはいつの間にか透明なカップに入ったジュースを飲んでいた。
そういえばさっきピエロがジュースを配っていたっけ。
ミチオはそれをもらったみたいだ。
透明カップの中には緑色のジュースが入っていて、半分くらい減っている。
「お化け屋敷?」
顔をしかめたのはコノミだった。
「あぁ。俺はこのベンチで待ってる」
観覧車の近くにあるベンチに座ってホッとした表情を浮かべるカズトモ。
チケットを取ってくれたことも、私とコノミのために気を利かせてくれていることも、痕でちゃんとお礼を言わないといけない。
そう思いながら観覧車へ向かおうとした、その時だった。
「いや、最後にみんなでお化け屋敷へ入ろう」
突然ミチオがそんなことを言い出したのだ。
驚いて視線を向けると、ミチオはいつの間にか透明なカップに入ったジュースを飲んでいた。
そういえばさっきピエロがジュースを配っていたっけ。
ミチオはそれをもらったみたいだ。
透明カップの中には緑色のジュースが入っていて、半分くらい減っている。
「お化け屋敷?」
顔をしかめたのはコノミだった。