デス・チケット
「作業服の男が言ってたよな」
壁を背もたれにして座り込みながらタイセイが言った。
「え?」
「魂と体を別々にすることができたって。それって殺さなくてもできることだったんじゃないか?」
「どういうこと?」
「幽体離脱だよ」
言われて「あっ」と声を上げてしまった。
魂と体が離れてしまう現象は生きている人間でも起こることがある。
それは都市伝説のひとつだと思っていたけれど、この遊園地ではそれを物理的に可能にしていたのだ。
生きた状態で幽霊を作り出していたんだ!
「体は生きてる。ってことは、魂を元に戻せばここから出ることもできるってことだよね!?」
これは大きな光だった。
壁を背もたれにして座り込みながらタイセイが言った。
「え?」
「魂と体を別々にすることができたって。それって殺さなくてもできることだったんじゃないか?」
「どういうこと?」
「幽体離脱だよ」
言われて「あっ」と声を上げてしまった。
魂と体が離れてしまう現象は生きている人間でも起こることがある。
それは都市伝説のひとつだと思っていたけれど、この遊園地ではそれを物理的に可能にしていたのだ。
生きた状態で幽霊を作り出していたんだ!
「体は生きてる。ってことは、魂を元に戻せばここから出ることもできるってことだよね!?」
これは大きな光だった。