デス・チケット
コノミはこの5人の中で最も怖がりで、お化け屋敷にだけは入りたくないと言っていた。
「遊園地の最後はお化け屋敷だろ?」
そういうミチオの声が歪んでいるように聞こえて私は首をかしげた。
気のせいか、ミチオの体はさっきからゆらゆら揺れている。
「どうしたミチオ。なにか様子がおかしいぞ?」
変化に気がついたタイセイがミチオに手をのばす。
するとミチオはその手を掴んで強引にあるき出したのだ。
「なんだよミチオ。痛いだろ!」
何度もミチオの手を振り払おうとするけれど、強い力で掴まれているのかビクともしない。
タイセイは痛みに顔をしかめて歩くしかなかった。
「ミチオ、タイセイの手を離せよ」
お化け屋敷の前まで来た時、追いかけてきたカズトモが後ろから言った。
「お化け屋敷は苦手な子もいるから、入りたいやつだけ入ればいい」
そんなカズトモの言葉にもミチオは耳を貸さなかった。
タイセイの手を掴んだまま、お化け屋敷の中へと入っていってしまったのだ。
「遊園地の最後はお化け屋敷だろ?」
そういうミチオの声が歪んでいるように聞こえて私は首をかしげた。
気のせいか、ミチオの体はさっきからゆらゆら揺れている。
「どうしたミチオ。なにか様子がおかしいぞ?」
変化に気がついたタイセイがミチオに手をのばす。
するとミチオはその手を掴んで強引にあるき出したのだ。
「なんだよミチオ。痛いだろ!」
何度もミチオの手を振り払おうとするけれど、強い力で掴まれているのかビクともしない。
タイセイは痛みに顔をしかめて歩くしかなかった。
「ミチオ、タイセイの手を離せよ」
お化け屋敷の前まで来た時、追いかけてきたカズトモが後ろから言った。
「お化け屋敷は苦手な子もいるから、入りたいやつだけ入ればいい」
そんなカズトモの言葉にもミチオは耳を貸さなかった。
タイセイの手を掴んだまま、お化け屋敷の中へと入っていってしまったのだ。