デス・チケット
しかし、カズトモが部屋から出ようとした時またも見えない壁にぶつかったのだ。
壁にぶつかったカズトモはふらふらと後ずさりをしてその場に座り込んでしまった。
「ダメだ。どうしても出ることができない……」
「諦めちゃダメだよ!」
「そうだぞカズトモ。俺たちは全員でここから逃げ出すんだから!」
必死で説得をしてもカズトモは力の抜けた顔で座り込むばかりだ。
精神的に追い込まれてしまったようだ。
出口はあるのに、出られないなんて……!
私はバラバラになったチケットへ視線を落とした。
カズトモを縛り付けているチケットを破り捨ててもここから出ることができなかった。
それじゃ次はどうすればいい!?
考えるより先に通路で何かが動くのが見えた。
その気配に3人同時にドアの外へ視線を向ける。
そこに立っていたのは作業服の男だったのだ。
壁にぶつかったカズトモはふらふらと後ずさりをしてその場に座り込んでしまった。
「ダメだ。どうしても出ることができない……」
「諦めちゃダメだよ!」
「そうだぞカズトモ。俺たちは全員でここから逃げ出すんだから!」
必死で説得をしてもカズトモは力の抜けた顔で座り込むばかりだ。
精神的に追い込まれてしまったようだ。
出口はあるのに、出られないなんて……!
私はバラバラになったチケットへ視線を落とした。
カズトモを縛り付けているチケットを破り捨ててもここから出ることができなかった。
それじゃ次はどうすればいい!?
考えるより先に通路で何かが動くのが見えた。
その気配に3人同時にドアの外へ視線を向ける。
そこに立っていたのは作業服の男だったのだ。